Flavobacterium aquatileによるビタミンB1の定量について

B1の微生物定量法には従来よりLactobacillus fermenti 36およびL.viridescens S 38Aがよく用いられているが, 最近にいたりWeeksらはFlavobacterium aquatile strain Taylor F36-7を用いるB1の定量法を報告した. 本定量法の特徴は従来の菌株に比しきわめて簡単な培地で容易にB1を定量できる点にある. しかし本菌株の使用についてはWeeksらの研究以外に報告がないので原著者より菌株を入手し, この定量法について詳細に検討を行ないその最適条件をもとめた. またB1誘導体の本菌株にたいする微生物活性ならびに各種試料中のB...

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Veröffentlicht in:ビタミン 1963-06, Vol.27 (6), p.461-465
Hauptverfasser: 千畑一郎, 山田茂樹, 伊藤博, 石川節子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:B1の微生物定量法には従来よりLactobacillus fermenti 36およびL.viridescens S 38Aがよく用いられているが, 最近にいたりWeeksらはFlavobacterium aquatile strain Taylor F36-7を用いるB1の定量法を報告した. 本定量法の特徴は従来の菌株に比しきわめて簡単な培地で容易にB1を定量できる点にある. しかし本菌株の使用についてはWeeksらの研究以外に報告がないので原著者より菌株を入手し, この定量法について詳細に検討を行ないその最適条件をもとめた. またB1誘導体の本菌株にたいする微生物活性ならびに各種試料中のB1の定量に本定量法を応用した結果についてものべる. 「実験方法 (1)試料」B1関連化合物としてTDP, OBT, TDS, BTDS, Pm, Thを用いた. なおこれら試料の表示量はすべてB1-HClに換算した値である.
ISSN:0006-386X