Dibenzoylthiamineの簡易定量法

DBTはアルカリ加水分解法, 肝エステラーゼ分解法, システイン分解法, ジアスターゼ分解法でB1やO-Benzoyl thiamineにかえThc法で測定し, あるいはHydroxamic acid-Fe(III)の錯塩やシアゾ化合物にして比色法で定量している. また食品に強化されたDBTは炭水化物や蛋白質に阻害されて抽出しにくいためジアスターゼやプロテアーゼによる前処理が必要である. 著者らは多くの加工食品に強化されたDBTの抽出が, その中の油によつても阻害されることを知り, 抽出法について研究した結果アルコール性塩酸で抽出し, そのままアルカリ加水分解に付し簡単に定量することができた....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:ビタミン 1962/03/25, Vol.25(3), pp.225-228
Hauptverfasser: 堀, 正剛, 青木, 勇
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:DBTはアルカリ加水分解法, 肝エステラーゼ分解法, システイン分解法, ジアスターゼ分解法でB1やO-Benzoyl thiamineにかえThc法で測定し, あるいはHydroxamic acid-Fe(III)の錯塩やシアゾ化合物にして比色法で定量している. また食品に強化されたDBTは炭水化物や蛋白質に阻害されて抽出しにくいためジアスターゼやプロテアーゼによる前処理が必要である. 著者らは多くの加工食品に強化されたDBTの抽出が, その中の油によつても阻害されることを知り, 抽出法について研究した結果アルコール性塩酸で抽出し, そのままアルカリ加水分解に付し簡単に定量することができた. 「実験方法と結果」(1)試薬 1)70%アルコール性0.1NHCl 濃塩酸(比重1.18)8.73ml, エタノール700mlに水を加えて1000mlとする. 2)NNaOH 粒状NaOH(1級)44gを水に溶かして1000mlとする.
ISSN:0006-386X
2424-080X
DOI:10.20632/vso.25.3_225