脳出血急性期における意識障害改善の有無に関連する要因の検討
本研究は脳出血における意識障害の改善予測因子を検討することを目的とした.対象は脳出血患者83名とした.研究デザインは後方視的研究とした.調査項目は,意識障害の改善に影響を及ぼすと考えられる19項目を診療録から収集した.統計解析は,意識障害の改善予測因子を検討するために,2週間後の意識障害改善の有無を従属変数とした多重ロジスティック回帰分析を用いた.その結果,年齢,視床・脳幹病変の有無,リハ開始時JCS,リハ開始時NIHSS,リハ実施時間の5項目が抽出された.以上より,脳出血急性期における意識障害改善の予測は,これらの5項目を考慮する必要があると考えられた....
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Veröffentlicht in: | 作業療法の実践と科学 2024/08/31, Vol.6(3), pp.69-77 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本研究は脳出血における意識障害の改善予測因子を検討することを目的とした.対象は脳出血患者83名とした.研究デザインは後方視的研究とした.調査項目は,意識障害の改善に影響を及ぼすと考えられる19項目を診療録から収集した.統計解析は,意識障害の改善予測因子を検討するために,2週間後の意識障害改善の有無を従属変数とした多重ロジスティック回帰分析を用いた.その結果,年齢,視床・脳幹病変の有無,リハ開始時JCS,リハ開始時NIHSS,リハ実施時間の5項目が抽出された.以上より,脳出血急性期における意識障害改善の予測は,これらの5項目を考慮する必要があると考えられた. |
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ISSN: | 2434-5806 2433-8451 |
DOI: | 10.32151/psot.6.3_69 |