ヒューマンカロリメーターを用いた朝食,昼食および夕食の食後におけるエネルギー消費量の推移の比較検討

本試験は,ヒューマンカロリメーター(Human Calorimeter: HC)を用いて24時間にわたり朝食,昼食および夕食のエネルギー消費量(Energy Expenditure: EE)の推移を比較し,異なる食事摂取タイミングが食後のEEに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。 夕食時の食後EEは,朝食時と比較して食後0-60分まで有意に高い値を推移し(p<0.05),昼食時と比較して食後0-50分まで有意に高い値を推移した(p<0.05)。しかしながら,夕食時の食前EEは,朝食時と昼食時と比較して有意に高い値を示した(p<0.05)。昼食時の食前LF/HF(Low Frequency...

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Veröffentlicht in:栄養学雑誌 2010, Vol.68(6), pp.373-377
Hauptverfasser: 平良, 拓也, 後藤, 健二, 高橋, 弘彦, 藤井, 久雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本試験は,ヒューマンカロリメーター(Human Calorimeter: HC)を用いて24時間にわたり朝食,昼食および夕食のエネルギー消費量(Energy Expenditure: EE)の推移を比較し,異なる食事摂取タイミングが食後のEEに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。 夕食時の食後EEは,朝食時と比較して食後0-60分まで有意に高い値を推移し(p<0.05),昼食時と比較して食後0-50分まで有意に高い値を推移した(p<0.05)。しかしながら,夕食時の食前EEは,朝食時と昼食時と比較して有意に高い値を示した(p<0.05)。昼食時の食前LF/HF(Low Frequency/High Frequency)は,朝食時と比較して有意に高い値を示した(p<0.05)。夕食時の食後LF/HFは,食後10,30,80-90分において朝食時に対して有意に低い値を示した(p<0.05)。 朝食摂取や昼食摂取によるEEの亢進が夕食時の食前EEに影響している可能性が示された。食事摂取が日内リズムの一要因である可能性が示された。 (オンラインのみ掲載)
ISSN:0021-5147
1883-7921
DOI:10.5264/eiyogakuzashi.68.373