食事に対する自己評価と食事改善への意欲からみた食生活改善支援の方策に関する一考察 -1996年国民栄養調査から
「健康日本21」等, 地域における栄養計画の策定に際しては, 集団における疫学データ等に基づき, 疾病及びリスクの状態を評価し, 疾病リスクを低下させるために有効な施策を優先的に選択することが多く行われる. いわばトップダウン式のアプローチである. 一方, 住民が自らの食生活をどのように評価し, それに対して何を求めているかという視点, すなわちボトムアップ的なアプローチも必要であろう. そのような観点から, 1996年の国民栄養調査データ1)を用いて, 一般成人の食事に対する自己評価及び食事改善への意欲と, 食事その他の生活習慣及び食生活改善に必要と考えられる事項との関連を検討した. 方法...
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Veröffentlicht in: | 栄養学雑誌 2001, Vol.59 (2), p.87-98 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「健康日本21」等, 地域における栄養計画の策定に際しては, 集団における疫学データ等に基づき, 疾病及びリスクの状態を評価し, 疾病リスクを低下させるために有効な施策を優先的に選択することが多く行われる. いわばトップダウン式のアプローチである. 一方, 住民が自らの食生活をどのように評価し, それに対して何を求めているかという視点, すなわちボトムアップ的なアプローチも必要であろう. そのような観点から, 1996年の国民栄養調査データ1)を用いて, 一般成人の食事に対する自己評価及び食事改善への意欲と, 食事その他の生活習慣及び食生活改善に必要と考えられる事項との関連を検討した. 方法 1. 解析対象 1996年国民栄養調査を受けた20歳以上の者10, 865人(男性5, 051人, 女性5, 814人)のうち, 「食生活状況調査」データを有する10, 772人(男性4, 994人, 女性5, 778人)を解析対象とした. |
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ISSN: | 0021-5147 |