胃切除後患者の栄養状態に関する検討
胃癌を治療する際には, 内視鏡的な切除やレーザー光線を用いる方法もあるが, 外科的に胃の一部ないし全部を切除することが多い1, 2). 切除手術は, 胃の縮小, 胃液分泌の減少, 食物の胃内停滞時間の短縮などによる生理的不快感, 不安感などの原因となり3~5), その結果, 退院後食物摂取を控えたり, 偏りが生じたりするために, 在宅患者の栄養状態や生活の質が低下することが危惧される. そこで, 胃の摘出手術後1年以上の患者を対象とし, 栄養状態, 臨床検査成績, 日常生活の状況等について調査を行い, 胃の摘出度合が在宅の胃癌患者の栄養状態に及ぼす影響を検討した. 更に, QOLの向上を目指し...
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Veröffentlicht in: | 栄養学雑誌 1999, Vol.57 (3), p.169-175 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 胃癌を治療する際には, 内視鏡的な切除やレーザー光線を用いる方法もあるが, 外科的に胃の一部ないし全部を切除することが多い1, 2). 切除手術は, 胃の縮小, 胃液分泌の減少, 食物の胃内停滞時間の短縮などによる生理的不快感, 不安感などの原因となり3~5), その結果, 退院後食物摂取を控えたり, 偏りが生じたりするために, 在宅患者の栄養状態や生活の質が低下することが危惧される. そこで, 胃の摘出手術後1年以上の患者を対象とし, 栄養状態, 臨床検査成績, 日常生活の状況等について調査を行い, 胃の摘出度合が在宅の胃癌患者の栄養状態に及ぼす影響を検討した. 更に, QOLの向上を目指した栄養指導の方法の確立についても検討した. |
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ISSN: | 0021-5147 |