FPDシステムにおける品質管理プログラムの検討

一般撮影分野においてCRT診断[1-4]やコンピュータ支援診断(Computer-aided Diagnosis CAD)システム[5-7]が実用化されている中で, ディジタルイメージングは今後活躍の一途をたどるものと考えられる. 臨床において, 診断, 治療が適切に行われるためには, ディジタル画像機器の性能維持と安全性確保が必要となる. そこで, Computed Radiography(以下, CR)システム[8-11]の性能維持と安全性を確保し, 臨床における診断, 治療などが適切に行われることを目的に, 平成13年度日本放射線技術学会学術調査研究班(以下, 研究班)より, 品質保証プ...

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Veröffentlicht in:医用画像情報学会雑誌 2005/01/01, Vol.22(1), pp.84-90
Hauptverfasser: 須永, 眞一, 長島, 宏幸, 鈴木, 浩司, 小屋, 栄一, 小倉, 敏裕, 白石, 明久, 五十嵐, 均
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:一般撮影分野においてCRT診断[1-4]やコンピュータ支援診断(Computer-aided Diagnosis CAD)システム[5-7]が実用化されている中で, ディジタルイメージングは今後活躍の一途をたどるものと考えられる. 臨床において, 診断, 治療が適切に行われるためには, ディジタル画像機器の性能維持と安全性確保が必要となる. そこで, Computed Radiography(以下, CR)システム[8-11]の性能維持と安全性を確保し, 臨床における診断, 治療などが適切に行われることを目的に, 平成13年度日本放射線技術学会学術調査研究班(以下, 研究班)より, 品質保証プログラムの構築および標準化検討の報告が行われた[12]. 報告された品質保証プログラムは, 大きく分けて性能評価プログラムと品質管理プログラムから構成されている. 性能評価プログラムは, 導入時やシステムの故障の際に実施し, 評価, 判定を行うものである. 品質管理プログラムは, 定期的な品質管理(不変性試験)や画質評価を行う際に, 国内で市販されているディジタル画像ファントム(以下, DRファントム)を撮影し, 得られたCR画像を用いて視覚的評価およびファントム画像の写真濃度とディジタル値を測定し, 経時的な変化を把握することにより精度良くCRシステムの機器および画質の品質管理を行うものである.
ISSN:0910-1543
1880-4977
DOI:10.11318/mii.22.84