21.小児気管支喘息の予後と思春期における気道過敏性の推移についての検討
【目的】気管支喘息寛解例と非寛解例における, 思春期における気道過敏性の推移や患者背景上の差異について検討する. 【対象および方法】対象は13~15歳および16~18歳にそれぞれ1回以上気道過敏性を測定しえた喘息児171例(男116例, 女55例)で, 初発時重症度は軽症70例, 中等症96例, 重症5例, 初発年齢は3.7±2.6歳, 最終検査時年齢は17.8±1.7歳であった. 気道過敏症はアストグラフを用いて測定し, Dminで評価した. 予後については, 2年以上発作なく経過して治療中止し, 以後も無発作の状態を維持しているものを寛解, 無発作期間が2年に満たない, または, 何らかの...
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Veröffentlicht in: | 日本小児呼吸器疾患学会雑誌 2004, Vol.15 (1), p.49-49 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】気管支喘息寛解例と非寛解例における, 思春期における気道過敏性の推移や患者背景上の差異について検討する. 【対象および方法】対象は13~15歳および16~18歳にそれぞれ1回以上気道過敏性を測定しえた喘息児171例(男116例, 女55例)で, 初発時重症度は軽症70例, 中等症96例, 重症5例, 初発年齢は3.7±2.6歳, 最終検査時年齢は17.8±1.7歳であった. 気道過敏症はアストグラフを用いて測定し, Dminで評価した. 予後については, 2年以上発作なく経過して治療中止し, 以後も無発作の状態を維持しているものを寛解, 無発作期間が2年に満たない, または, 何らかの予防的治療を継続している場合を非寛解とした. 【結果】最終検査の時点で寛解91例, 非寛解80例で, 性別, 初発年齢, 最終検査時年齢はいずれも2群間に有意差を認めなかった. 初発時重症度では寛解群に軽症例が有意に多かった(Fisherの直接法, p |
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ISSN: | 0918-3876 |