重症筋無力症における有害事象を考慮したステロイド (経口, パルス療法) の使用
「はじめに」重症筋無力症 (myasthenia gravis : MG) の治療において, ステロイドは重要な役割を担っている. 本稿では早期速効治療 (early fast-acting treatment : EFT) について言及し, その後, ステロイドの有害事象を考慮した使用について, 特に大量methylprednisolone (mPSL) 点滴静注 (以下ステロイドパルス) 施行時の初期増悪に着目して述べる. 「I. 早期速効治療 (EFT) 」EFTは全身型MG患者の治療において発症早期からステロイドパルス, アフェレーシス, 免疫グロブリン大量療法を行うことであり, それ...
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Veröffentlicht in: | 神経治療学 2021-04, Vol.38 (4), p.590-593 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」重症筋無力症 (myasthenia gravis : MG) の治療において, ステロイドは重要な役割を担っている. 本稿では早期速効治療 (early fast-acting treatment : EFT) について言及し, その後, ステロイドの有害事象を考慮した使用について, 特に大量methylprednisolone (mPSL) 点滴静注 (以下ステロイドパルス) 施行時の初期増悪に着目して述べる. 「I. 早期速効治療 (EFT) 」EFTは全身型MG患者の治療において発症早期からステロイドパルス, アフェレーシス, 免疫グロブリン大量療法を行うことであり, それにより経口ステロイド内服は少量で, さらに軽微な症状で過ごすことが可能になるとされている. 近年では眼筋型・全身型を問わず診断の初期段階からステロイドパルスが実施され, 標準になりつつある. |
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ISSN: | 0916-8443 |