1 脳神経内科の専門性を在宅医療にいかに活かすか - community neurologyの考え方

「はじめに」今日, 外来診療, 入院診療に加え, 第三の医療として在宅医療が国からの奨励や個人からの希望として取り上げられ, 医療全体における割合はまだ少ないながらも, 今後増加が見込まれる領域となっている. そこに取り組む診療科は必ずしも総合診療の研修を終えて在宅医になった医師ばかりではなく, 脳神経内科専門医も在宅医療に取り組んでいる. その中で脳神経内科としての専門性を活かした在宅医療とはどのようなものかを, 自己の経験をもとに述べて, 今回のシンポジウムに向けての提言としたい. 「I. 在宅支援診療所である当院の紹介」先ずは在宅支援診療所としての当院の在宅診療の現状を紹介する. 201...

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Veröffentlicht in:神経治療学 2019-05, Vol.36 (3), p.275-278
1. Verfasser: 國本雅也
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」今日, 外来診療, 入院診療に加え, 第三の医療として在宅医療が国からの奨励や個人からの希望として取り上げられ, 医療全体における割合はまだ少ないながらも, 今後増加が見込まれる領域となっている. そこに取り組む診療科は必ずしも総合診療の研修を終えて在宅医になった医師ばかりではなく, 脳神経内科専門医も在宅医療に取り組んでいる. その中で脳神経内科としての専門性を活かした在宅医療とはどのようなものかを, 自己の経験をもとに述べて, 今回のシンポジウムに向けての提言としたい. 「I. 在宅支援診療所である当院の紹介」先ずは在宅支援診療所としての当院の在宅診療の現状を紹介する. 2012年12月に開業, 現在常勤医師 (脳神経内科専門医) 2名, 常勤看護師3名, 通所リハビリテーション施設とメディカルフィットネス施設を併設.
ISSN:0916-8443