アテロコラーゲン・天然アパタイト複合材を併用したGTR法の有用性に関する病理組織学的研究
本研究の目的は, GTR法と人工骨移植材との併用法について歯周組織再構築に対する有用性を検索することである。実験動物はビーグル犬10頭を使用し, 実験材料は吸収性コラーゲン膜 (Tissue Guide™) およびコラーゲン・天然アパタイト複合材 (Bone Ject®)を使用した。実験方法は下顎両側第三・第四前臼歯の歯肉弁を全層弁にて剥離した後, 近心根に高さ5mm, 幅5mmの人工的裂開型骨欠損を作製し, 以下の4群を作製した。 (1) C群 (歯肉剥離掻爬術のみを行った群), (2) T群 (Tissue Guide™によるGTR法を行った群), 3) B群 (Bone Ject®のみを...
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Veröffentlicht in: | 日本歯周病学会会誌 1999/06/28, Vol.41(2), pp.125-143 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本研究の目的は, GTR法と人工骨移植材との併用法について歯周組織再構築に対する有用性を検索することである。実験動物はビーグル犬10頭を使用し, 実験材料は吸収性コラーゲン膜 (Tissue Guide™) およびコラーゲン・天然アパタイト複合材 (Bone Ject®)を使用した。実験方法は下顎両側第三・第四前臼歯の歯肉弁を全層弁にて剥離した後, 近心根に高さ5mm, 幅5mmの人工的裂開型骨欠損を作製し, 以下の4群を作製した。 (1) C群 (歯肉剥離掻爬術のみを行った群), (2) T群 (Tissue Guide™によるGTR法を行った群), 3) B群 (Bone Ject®のみを移植した群), (4) TB群 (Tissue Guide™とBone Ject®の併用を行った群)。 (観察期間は24・48週とし, 病理組織学的に検索を行った。 その結果, Bone Ject®によりスペースメイキングを行ったGTR法は, 再生効果の点で他群と比較し優れた結果を示した。更に, Bone Ject®の顆粒構造が残存している場合でも, その縮小化が認められ, 部分的に周囲組織と置換吸収しながら歯周組織を再構築する可能性が示唆された。 |
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ISSN: | 0385-0110 1880-408X |
DOI: | 10.2329/perio.41.125 |