毛束反復回転式電動歯ブラシと手用歯ブラシのプラーク除去効果および使用感の比較
毛束反復回転式電動歯ブラシ (電動歯ブラシ) のプラーク除去効果および使用感について手用歯ブラシとの比較を行った。被験者は健康歯肉および軽度歯肉炎と診断された成人30名 (平均年齢26.8歳) とし2群 (A, B: 15名ずつ) に分けた。両群とも実験開始1週間前に電動歯ブラシの使用法およびバス法を指導し, 同時にプラークフリーとした。7日間の通常のブラッシング後, 実験期間1において, 被験者は6日間の手用歯ブラシあるいは電動歯ブラシによるブラッシングを行い, その後1日ブラッシングを停止させ, 7日目に同じ歯ブラシによる十分なブラッシングを行い, その前後のプラーク付着量を6歯について測...
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Veröffentlicht in: | 日本歯周病学会会誌 1997/03/28, Vol.39(1), pp.121-135 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 毛束反復回転式電動歯ブラシ (電動歯ブラシ) のプラーク除去効果および使用感について手用歯ブラシとの比較を行った。被験者は健康歯肉および軽度歯肉炎と診断された成人30名 (平均年齢26.8歳) とし2群 (A, B: 15名ずつ) に分けた。両群とも実験開始1週間前に電動歯ブラシの使用法およびバス法を指導し, 同時にプラークフリーとした。7日間の通常のブラッシング後, 実験期間1において, 被験者は6日間の手用歯ブラシあるいは電動歯ブラシによるブラッシングを行い, その後1日ブラッシングを停止させ, 7日目に同じ歯ブラシによる十分なブラッシングを行い, その前後のプラーク付着量を6歯について測定した。再びプラークブリーにし, 7日間の通常のブラッシング後, 実験期間IIにおいて, 被験者は実験期間1と別の歯ブラシを用いてブラッシングを行い, その後実験期間Iと同様にプラーク付着量を測定した。また実験期間終了後, 各被験者に対しブラッシングによる軟組織への損傷の診査および各歯ブラシの使用感に関するアンケートを実施した。その結果, 1) 電動歯ブラシは手用歯ブラシと比較して各群とも歯種, 歯面 (とくに隣接面で) 共有意にプラーク除去効果に優れていた。2) 両群間における各歯ブラシの使用順序によるプラーク除去効果に差を認めなかった。3) アンケートによる電動歯ブラシの使用感も良好であり, 軟組織の損傷は実験期間中認めなかった。 これらの結果から本電動歯ブラシのプラーク除去効果が示された。 |
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ISSN: | 0385-0110 1880-408X |
DOI: | 10.2329/perio.39.121 |