茶葉成分含有洗口剤の実験的歯周炎に対する効果
古くから日本茶には抗う蝕, 口臭予防作用があることが知られ, その有効成分のカテキンは, 抗菌, 抗酸化作用を示すことが報告されている。そこで, 化学的プラークコントロール剤としての茶葉成分の有用性につ本論文の要旨は, 第436回日本歯科大学歯学会例会 (1994年12月15日) において発表した。いて検索した。被験者は15歳から25歳の男女45名とし, 研究開始までにP1I, GIを0の状態とした。被験者を2群に分け, 試験1は, 試験期間は, 茶エキス1.2%含有洗口剤 (以下カテキン), 対照期間は, カテキンから茶エキスのみを除外した洗口剤, 試験IIは, 試験期間はカテキン, 対照期...
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Veröffentlicht in: | 日本歯周病学会会誌 1995/06/28, Vol.37(2), pp.412-421 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 古くから日本茶には抗う蝕, 口臭予防作用があることが知られ, その有効成分のカテキンは, 抗菌, 抗酸化作用を示すことが報告されている。そこで, 化学的プラークコントロール剤としての茶葉成分の有用性につ本論文の要旨は, 第436回日本歯科大学歯学会例会 (1994年12月15日) において発表した。いて検索した。被験者は15歳から25歳の男女45名とし, 研究開始までにP1I, GIを0の状態とした。被験者を2群に分け, 試験1は, 試験期間は, 茶エキス1.2%含有洗口剤 (以下カテキン), 対照期間は, カテキンから茶エキスのみを除外した洗口剤, 試験IIは, 試験期間はカテキン, 対照期間は蒸留水による洗口を行わせた。期間中は, 歯ブラシおよびその他の清掃機具の使用を中止させた。臨床検査は, 試験開始後0, 3, 7, 10日目にPII, GI, GCF量, 細菌学的検査, 口臭を測定した。その結果, カテキン群においてプラーク増加抑制, 歯肉炎抑制および, 口臭抑制傾向を示し, 茶葉成分が化学的プラークコントロール剤として有用であることが示唆された。 |
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ISSN: | 0385-0110 1880-408X |
DOI: | 10.2329/perio.37.412 |