ラット歯周および歯髄組織形成に伴うプロテオグリカンの免疫組織化学的検討
歯胚の成熟に伴うグリコサミノグリカン-プロテオグリカン (GAG-PG) の局在性の変化を各種モノクローナル抗体を用いて免疫組織化学的に検討した。ラットの下顎臼歯歯胚を生後0, 7, 14, 21日目に採取し固定, 脱灰後パラフィン切片とし, 染色を行った。コンドロイチン4硫酸とデルマタン硫酸はほぼ類似した局在性を歯胚周囲の結合組織, 歯乳頭, 象牙前質, 象牙芽細胞層やエナメル上皮細胞層中の細胞に呈した。コンドロイチン6硫酸は歯乳頭に特異的に存在した。ベパラン硫酸は口腔上皮細胞以外のほとんどの組織に存在したヒアルロン酸は結合組織繊維や歯乳頭で観察された。それぞれのGAG-PGは歯胚およびその...
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Veröffentlicht in: | 日本歯周病学会会誌 1995/03/28, Vol.37(1), pp.118-126 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 歯胚の成熟に伴うグリコサミノグリカン-プロテオグリカン (GAG-PG) の局在性の変化を各種モノクローナル抗体を用いて免疫組織化学的に検討した。ラットの下顎臼歯歯胚を生後0, 7, 14, 21日目に採取し固定, 脱灰後パラフィン切片とし, 染色を行った。コンドロイチン4硫酸とデルマタン硫酸はほぼ類似した局在性を歯胚周囲の結合組織, 歯乳頭, 象牙前質, 象牙芽細胞層やエナメル上皮細胞層中の細胞に呈した。コンドロイチン6硫酸は歯乳頭に特異的に存在した。ベパラン硫酸は口腔上皮細胞以外のほとんどの組織に存在したヒアルロン酸は結合組織繊維や歯乳頭で観察された。それぞれのGAG-PGは歯胚およびその周囲の組織に特異的な局在を示し, 歯胚の成熟や萌出, 歯周組織形成に伴い局在の変化が認められたことからGAG-PGは歯胚および歯周組織の分化, 成熟に関与する可能性が示唆された。 |
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ISSN: | 0385-0110 1880-408X |
DOI: | 10.2329/perio.37.118 |