縫合糸に対する微生物付着に関する研究: 走査型電子顕微鏡による観察
歯周外科手術の際に用いられる縫合糸の種類が創傷治癒に与える影響を検索する一助として勿碗zo, 伽oにおいて縫合糸へのプラーク内微生物の付着状態をSEMを用いて観察した。in vitroではA. viscosus, S. viv sanguis, S. mutansの3菌種を使用し, 太さ5-0のマルチフィラメントである絹糸, ポリェステル糸, モノフィラメントであるナイロン糸の3種類の糸に対し静菌系, 増菌系において付着試験を行った。また歯周外科手術時に前述の3種の縫合糸を用いて縫合を行い, 抜糸時に試料として採取し, SEMを用いて観察を行った。その結果, 2種のマルチフィラメントの縫合糸は...
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Veröffentlicht in: | 日本歯周病学会会誌 1991/03/28, Vol.33(1), pp.110-120 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 歯周外科手術の際に用いられる縫合糸の種類が創傷治癒に与える影響を検索する一助として勿碗zo, 伽oにおいて縫合糸へのプラーク内微生物の付着状態をSEMを用いて観察した。in vitroではA. viscosus, S. viv sanguis, S. mutansの3菌種を使用し, 太さ5-0のマルチフィラメントである絹糸, ポリェステル糸, モノフィラメントであるナイロン糸の3種類の糸に対し静菌系, 増菌系において付着試験を行った。また歯周外科手術時に前述の3種の縫合糸を用いて縫合を行い, 抜糸時に試料として採取し, SEMを用いて観察を行った。その結果, 2種のマルチフィラメントの縫合糸はモノフィラメントの縫合糸に比較しプラーク内微生物が付着しやすく, またin vitroの系では毛細管現象によると思われる微生物の縫合糸上での移動も認められ, in vivoでは, 組織を貫通viしtてroいた縫合糸上にも細菌のコロニー形成が存在した。 |
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ISSN: | 0385-0110 1880-408X |
DOI: | 10.2329/perio.33.110 |