A-46.Local drug delivery systemの歯周治療への応用 1.テトラサイクリン固定コラーゲン製材の薬剤徐放能について

歯周疾患治療にLocal drug delivery systemを応用する目的で, 人工臓器, 組織修復材料として用いられているアテロコラーゲンを担体として, これにテトラサイクリン(TC)を固定化した材料を試作し, その薬剤徐放能について検討した. すなわち, コラーゲンの形状, グルタールアルデヒドによる架橋処理時間, 及び固定化するTC濃度を種々変化させた材料を試作し, それぞれのコラーゲンからTCが水溶液中にどの程度経時的に溶出してくるのかを溶出試験を行って, 検討するとともに, 本材料を歯周ポケット内に挿入し, 経日的にTCのポケット内残留量を測定した. その結果, 以下の結論を得...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本歯周病学会会誌 1987, Vol.29 (3), p.1011-1012
Hauptverfasser: 西島佳世, 植松厚夫, 三辺正人, 友松栄子, 田村利之, 堀俊雄, 梅本俊夫, 日野常稔
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:歯周疾患治療にLocal drug delivery systemを応用する目的で, 人工臓器, 組織修復材料として用いられているアテロコラーゲンを担体として, これにテトラサイクリン(TC)を固定化した材料を試作し, その薬剤徐放能について検討した. すなわち, コラーゲンの形状, グルタールアルデヒドによる架橋処理時間, 及び固定化するTC濃度を種々変化させた材料を試作し, それぞれのコラーゲンからTCが水溶液中にどの程度経時的に溶出してくるのかを溶出試験を行って, 検討するとともに, 本材料を歯周ポケット内に挿入し, 経日的にTCのポケット内残留量を測定した. その結果, 以下の結論を得た.
ISSN:0385-0110