Local drug delivery system の歯周治療への応用: 1. テトラサイクリン固定化コラーゲン製材の開発

歯周疾患治療にLocal drug delivery systemを応用する目的で, 人工臓器, 組織修復材料に用いられているアテロコラーゲンを担体として, これに種々の濃度のテトラサイクリン (TC) を固定化した材料を試作し, さらに, グルタールアルデヒドによる架橋処理を行って, その薬剤徐放能について検討した。その結果, 1. 含有TC濃度および架橋処理時間を変えることにより薬剤溶出量をある程度コントロールすることが可能であった。2. 架橋処理したTC固定コラーゲンフィルムを歯周ポケット内に挿入したところ, 10日後においても有効濃度 (8μ9/ml) を上回る濃度のTCがポケット貯留...

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Veröffentlicht in:日本歯周病学会会誌 1987/09/28, Vol.29(3), pp.919-929
Hauptverfasser: 三辺, 正人, 植松, 厚夫, 西島, 佳世, 友松, 栄子, 田村, 利之, 山下, 修, 堀, 俊雄, 梅本, 俊夫, 日野, 常稔
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:歯周疾患治療にLocal drug delivery systemを応用する目的で, 人工臓器, 組織修復材料に用いられているアテロコラーゲンを担体として, これに種々の濃度のテトラサイクリン (TC) を固定化した材料を試作し, さらに, グルタールアルデヒドによる架橋処理を行って, その薬剤徐放能について検討した。その結果, 1. 含有TC濃度および架橋処理時間を変えることにより薬剤溶出量をある程度コントロールすることが可能であった。2. 架橋処理したTC固定コラーゲンフィルムを歯周ポケット内に挿入したところ, 10日後においても有効濃度 (8μ9/ml) を上回る濃度のTCがポケット貯留液中に認められた。
ISSN:0385-0110
1880-408X
DOI:10.2329/perio.29.919