70.大阪大学歯学部附属病院・歯周病診療室における外来患者の歯周疾患の罹患状態とその病因因子

歯周炎を主訴として大阪大学歯学部附属病院歯周病診療室を受診した患者の中から20代9人, 30代12人, 40代13人, 50代13人の患者を選び出し, 歯周疾患の罹患実態, および疾患の程度と各種病因因子の間の関連性について検討した. 疾患の程度は初診時のpocket depth, 骨吸収率, およびそれぞれの罹患歯率で表わした. 罹患歯は5mm以上のpocket depthを示す歯, あるいは30%以上の骨吸収率を示す歯とした. 平均pocket depth, 平均骨吸収率および罹患歯率とも各年代間に有意差はみられなかった. 歯種別の検討では20代で上顎の中切歯と第1大臼歯に深いpocket...

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Veröffentlicht in:日本歯周病学会会誌 1986, Vol.28 (1), p.428-429
Hauptverfasser: 森田健司, 福原弘喜, 脇田由美子, 米村隆司, 恵比須繁之, 岡田宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:歯周炎を主訴として大阪大学歯学部附属病院歯周病診療室を受診した患者の中から20代9人, 30代12人, 40代13人, 50代13人の患者を選び出し, 歯周疾患の罹患実態, および疾患の程度と各種病因因子の間の関連性について検討した. 疾患の程度は初診時のpocket depth, 骨吸収率, およびそれぞれの罹患歯率で表わした. 罹患歯は5mm以上のpocket depthを示す歯, あるいは30%以上の骨吸収率を示す歯とした. 平均pocket depth, 平均骨吸収率および罹患歯率とも各年代間に有意差はみられなかった. 歯種別の検討では20代で上顎の中切歯と第1大臼歯に深いpocket depthがみられたが, 他の年代および下顎には差はみられなかった. 骨吸収率は各年代とも前歯部, 大臼歯部が大きく小臼歯部が小さい傾向を示した.
ISSN:0385-0110