7.イヌ歯肉組織酸素消費量に関する研究 -歯肉ミトコンドリアの呼吸調節について

第27回秋季日本歯周病学会において, イヌ歯肉酸素消費量に関する研究を行なうためイヌ歯肉ミトコンドリアの調整を試み, 調整方法と各分画の酵素比活性と酸素消費量の関係について報告を行なった. 今回, イヌ歯肉を核分画, ミトコンドリア分画, 上清分画に分画し, それぞれの分画のsuccinate dehydrogenase比活性とミトコンドリア分画の呼吸活性を指標として調整方法を検討したところ, 調整したイヌ歯肉ミトコンドリアの呼吸調節が確認できたので報告する. 実験材料ならびに方法として, 雄性成犬より採取した歯肉をミンス状細片としたのち, ポリトロンとテフロンにてホモジネートした. また,...

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Veröffentlicht in:日本歯周病学会会誌 1986, Vol.28 (1), p.383-383
Hauptverfasser: 原賀義昭, 上田雄造, 星野正彦, 松本浩二, 高山美智子, 伊勢泰士, 警哲亨, 栢豪洋
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:第27回秋季日本歯周病学会において, イヌ歯肉酸素消費量に関する研究を行なうためイヌ歯肉ミトコンドリアの調整を試み, 調整方法と各分画の酵素比活性と酸素消費量の関係について報告を行なった. 今回, イヌ歯肉を核分画, ミトコンドリア分画, 上清分画に分画し, それぞれの分画のsuccinate dehydrogenase比活性とミトコンドリア分画の呼吸活性を指標として調整方法を検討したところ, 調整したイヌ歯肉ミトコンドリアの呼吸調節が確認できたので報告する. 実験材料ならびに方法として, 雄性成犬より採取した歯肉をミンス状細片としたのち, ポリトロンとテフロンにてホモジネートした. また, コラゲネースを20℃, 20分間Hanks' solutlon中にて作用させたのちポリトロンとテフロンにてホモジネートした. こうして得られたサンプルを500Gと4,500Gで遠心し核分画, ミトコンドリア分画, 上清分画に分画を行ない実験に用いた.
ISSN:0385-0110