リン酸カルシウム系セラミックの歯周治療への応用: 4. Hydroxyapatite 埋入後の骨動態のX線学的検索法

歯槽骨欠損部へ Hydroxyapatite を応用した後のX線学的評価法を検討した。ビーグル犬に惹起した実験的歯周炎へ Hydroxyapatite を応用し, 経時的にX線規格撮影を行った。得られたX線写真上の対象部をマイクロフォトメーターにより2次元的に自動スキャンし, オンライン化したコンピユーターにより銅等価値変換した後, 定量化した。その結果, Hydroxyapatite 填塞によるX線写真上の黒化度の変化を把握することができ, また組織学的所見と対応させることにより, 撮影時の骨動態を判断することが可能となった。また対照側の数値と比較すると, Hydroxyapatite は,...

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Veröffentlicht in:日本歯周病学会会誌 1985/06/28, Vol.27(2), pp.433-443
Hauptverfasser: 原, 宜興, 谷, 佳珠代, 長嶺, 尚子, 前田, 勝正, 赤峰, 昭文, 鄭, 有仁, 古川, 猛士, 岸, 哲也, 吉村, 祥子, 豊福, 不可依, 青野, 正男
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:歯槽骨欠損部へ Hydroxyapatite を応用した後のX線学的評価法を検討した。ビーグル犬に惹起した実験的歯周炎へ Hydroxyapatite を応用し, 経時的にX線規格撮影を行った。得られたX線写真上の対象部をマイクロフォトメーターにより2次元的に自動スキャンし, オンライン化したコンピユーターにより銅等価値変換した後, 定量化した。その結果, Hydroxyapatite 填塞によるX線写真上の黒化度の変化を把握することができ, また組織学的所見と対応させることにより, 撮影時の骨動態を判断することが可能となった。また対照側の数値と比較すると, Hydroxyapatite は, 骨欠損部を解剖学的形態に近い状態に修復しうるものと推測され, Hydroxyapatite の臨床応用の価値が再認識された。
ISSN:0385-0110
1880-408X
DOI:10.2329/perio.27.433