歯周疾患における画像工学的定量定性評価に関する研究: 第2報 Wiener spectrum の管電圧および濃度依存性について

画像上の骨変化に関する最大情報量を得る為の適切な撮影条件を決定する為に, ウィーナースペクトル法に直接影響を及ぼすであろうと考えられる管電圧及び, 濃度依存性について基礎実験を行った。 実験は, 規格撮影された人体摘出下顎骨のX線写真を使用し, 管電圧及び, 写真濃度を変化させた時のウィーナースペクトルの変化につい、て検討を行った。結果として, ウィーナースペクトルは, 管電圧よりも写真濃度に影響を受けることがわかった。特にその影響は, 骨梁成分を示す空間周波数0~5LP/mmよりも, ノイズ成分を示す高周波領域5~25LP/mmにおいて大であった。...

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Veröffentlicht in:日本歯周病学会会誌 1985/06/28, Vol.27(2), pp.394-399
Hauptverfasser: 三辺, 正人, 児玉, 利朗, 菅谷, 彰, 田村, 利之, 古郷, 辰二, 友松, 栄子, 大石, 俊一, 鹿島, 勇一, 菊池, 一好, 堀, 俊雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:画像上の骨変化に関する最大情報量を得る為の適切な撮影条件を決定する為に, ウィーナースペクトル法に直接影響を及ぼすであろうと考えられる管電圧及び, 濃度依存性について基礎実験を行った。 実験は, 規格撮影された人体摘出下顎骨のX線写真を使用し, 管電圧及び, 写真濃度を変化させた時のウィーナースペクトルの変化につい、て検討を行った。結果として, ウィーナースペクトルは, 管電圧よりも写真濃度に影響を受けることがわかった。特にその影響は, 骨梁成分を示す空間周波数0~5LP/mmよりも, ノイズ成分を示す高周波領域5~25LP/mmにおいて大であった。
ISSN:0385-0110
1880-408X
DOI:10.2329/perio.27.394