歯科領域における術後疼痛とパーソナリティ

歯科領域での歯周病外科手術や抜歯手術後の術後疼痛に対して, 鎮痛剤の二重盲検比較試験を実施した。その際に, 薬剤の鎮痛効果をより客観的に分析する目的でパーソナリティと術後疼痛や鎮痛効果の関係の検討を行なうため188人のMPI調査を行ないつぎのような結果を得た。 MPIのNスコアとLスコアが高い相関を示し, 増齢的にはNスコアが減少傾向をLスコアは増加する傾向を示した。 疼痛の発現は女性が高率で, 発現時間も女性が早く, 疼痛の程度に対して疼痛発現時間と鎮痛効果は強い相関があった。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本歯周病学会会誌 1984/12/28, Vol.26(4), pp.789-801
Hauptverfasser: 栢, 豪洋, 原賀, 義昭, 中ノ森, 暁, 青野, 正男, 前田, 勝正, 山本, 純子, 栗谷, 典量, 大谷, 靖世
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:歯科領域での歯周病外科手術や抜歯手術後の術後疼痛に対して, 鎮痛剤の二重盲検比較試験を実施した。その際に, 薬剤の鎮痛効果をより客観的に分析する目的でパーソナリティと術後疼痛や鎮痛効果の関係の検討を行なうため188人のMPI調査を行ないつぎのような結果を得た。 MPIのNスコアとLスコアが高い相関を示し, 増齢的にはNスコアが減少傾向をLスコアは増加する傾向を示した。 疼痛の発現は女性が高率で, 発現時間も女性が早く, 疼痛の程度に対して疼痛発現時間と鎮痛効果は強い相関があった。
ISSN:0385-0110
1880-408X
DOI:10.2329/perio.26.789