21. 当科におけるスタンダード・プリコーションの実践について
MRSA, HCV, HIV, VREなど話題の微生物の出現により, 院内感染予防が今日の重要課題となっている. すべての患者は何らかの感染者であるとの認識のうえに全患者に対して同じ対応をするスタンダードプリコーションの考えが推奨されている. 歯科領域でも院内感染予防が注目を集めているが, 器機器具の滅菌,消毒, 院内環境の整備, 経済的負担などの問題から院内感染対策が必ずしも十分とはいえない. 当科では, 1998年に当院がエイズブロック拠点病院に指定されたことに伴い, 診療室が新築されスタンダードプリコーションの概念に則した消毒, 滅菌を行ってきた. 今回, 2003年に診察室の2回目の増...
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Veröffentlicht in: | 日本口腔科学会雑誌 2006, Vol.55 (2), p.138-139 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | MRSA, HCV, HIV, VREなど話題の微生物の出現により, 院内感染予防が今日の重要課題となっている. すべての患者は何らかの感染者であるとの認識のうえに全患者に対して同じ対応をするスタンダードプリコーションの考えが推奨されている. 歯科領域でも院内感染予防が注目を集めているが, 器機器具の滅菌,消毒, 院内環境の整備, 経済的負担などの問題から院内感染対策が必ずしも十分とはいえない. 当科では, 1998年に当院がエイズブロック拠点病院に指定されたことに伴い, 診療室が新築されスタンダードプリコーションの概念に則した消毒, 滅菌を行ってきた. 今回, 2003年に診察室の2回目の増改築が行われ, 消毒, 滅菌方法の変更, 器具へのラッピングなど, スタンダードプリコーションの概念をさらに徹底させたので紹介する. |
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ISSN: | 0029-0297 |