5. 当院におけるインプラントの臨床的検討-長期生存率について

当院では, 1977年から欠損部位に対してインプラントを使用していた. 1989年よりOsseointegration typeであるITI Bonefit(R)インプラントを使用し始め, 2003年までに, 延べ1381症例3096本を経験した. 今回これらの症例を対象とし, 年次別に男女比, 年齢分布, 複合手術の有無, 外来入院の割合, 患者管理法の種類, インプラント撤去数を算出した. それをもとに経時的な臨床的評価を行い, 生存率について検討した. 生存率は, 1989年-1999年間に植立した845症例1962本について, Kaplan-Meier法を用い, 算出した. 5-7年目...

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Veröffentlicht in:日本口腔科学会雑誌 2006, Vol.55 (2), p.135-135
Hauptverfasser: 石田典子, 後藤俊秀, 岸田剛, 濱崎貴光, 伊東隆利
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当院では, 1977年から欠損部位に対してインプラントを使用していた. 1989年よりOsseointegration typeであるITI Bonefit(R)インプラントを使用し始め, 2003年までに, 延べ1381症例3096本を経験した. 今回これらの症例を対象とし, 年次別に男女比, 年齢分布, 複合手術の有無, 外来入院の割合, 患者管理法の種類, インプラント撤去数を算出した. それをもとに経時的な臨床的評価を行い, 生存率について検討した. 生存率は, 1989年-1999年間に植立した845症例1962本について, Kaplan-Meier法を用い, 算出した. 5-7年目に著明な減少がみられたが, 10年経過では90.6%と良好な値を示した. これは定期的なリコールを行い, インプラントのみならず全顎的にfollowしていることが, 功を奏したと考えられた.
ISSN:0029-0297