1-CM-3-2 再発性アフタ既往者のエゴグラムについて
[はじめに] 再発性アフタ患者は心理的側面としてうつ状態や神経症傾向が認められることが多く, また本症既往者の性格特性には特性不安や神経質など傾向性の高いことが判明している. 今回は, 本症の心理性格要因関与の調査の一環として, 本症既往者の性格特性(行動パターン)についてエゴグラムを用いて検討を加えたので報告する. [対象] 再発性アフタの既往を有する者111名(男性54名:26.1±8.6歳女性57名:30.8±14.2歳)(アフタ群), および可能な限りsex-age matchedさせた既往のない者117名(男性53名:28.1±8.7歳女性64名:31.4±10.2歳)(対照群)の計...
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Veröffentlicht in: | 日本口腔科学会雑誌 2005, Vol.54 (4), p.469-470 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | [はじめに] 再発性アフタ患者は心理的側面としてうつ状態や神経症傾向が認められることが多く, また本症既往者の性格特性には特性不安や神経質など傾向性の高いことが判明している. 今回は, 本症の心理性格要因関与の調査の一環として, 本症既往者の性格特性(行動パターン)についてエゴグラムを用いて検討を加えたので報告する. [対象] 再発性アフタの既往を有する者111名(男性54名:26.1±8.6歳女性57名:30.8±14.2歳)(アフタ群), および可能な限りsex-age matchedさせた既往のない者117名(男性53名:28.1±8.7歳女性64名:31.4±10.2歳)(対照群)の計228名を対象とした. このうち, 再発低頻度者は46名, 高頻度者は65名である. なお各群の性比年齢構成には有意差はなかった. [方法] エゴグラムの評価にはTokyo University Egogram(TEG)を用い, 統計学検定にはMann-Whitney U-test&Chi-square testを施行した. [結果] 1)アフタ群は対照群に比しACが有意に高く, 特に男性において顕著であった. 2)再発高頻度群は低頻度群に比しFCが有意に低く, 特に女性において顕著であった. 3)アフタ群の男性は女性に比しCPAが有意に高かったが, 対照群でも同様の傾向がみられアフタ群における特有の所見ではなかった. 4)アフタ群は対照群に比しFC |
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ISSN: | 0029-0297 |