B-12. 顎裂部再建のための脛骨からの骨採取-脛骨からの骨採取による術後機能障害調査
顎裂部への自家骨移植は, 顎裂部歯槽形態の改善, 永久歯萌出誘導のために行われており, 顎裂部再建には十分な骨採取量が必要とされる. そのため骨採取部位を腸骨より採取するのが一般的であるが手術の複雑化, 術後機能障害等の問題点がある. そのため当講座では2002年より脛骨からの骨移植を行い, 現在まで良好な結果を得てきたので, 腸骨骨採取症例と術後障害について比較検討して若干の知見を得たため, その概要を報告した. 方法)当講座にて, 脛骨および腸骨からの骨移植症例各10例を対象とし, 骨採取による術後障害の実態について把握し, 歩行器使用開始日独歩可能日階段昇降可能日の3項目について比較検討...
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Veröffentlicht in: | 日本口腔科学会雑誌 2005, Vol.54 (2), p.306-306 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 顎裂部への自家骨移植は, 顎裂部歯槽形態の改善, 永久歯萌出誘導のために行われており, 顎裂部再建には十分な骨採取量が必要とされる. そのため骨採取部位を腸骨より採取するのが一般的であるが手術の複雑化, 術後機能障害等の問題点がある. そのため当講座では2002年より脛骨からの骨移植を行い, 現在まで良好な結果を得てきたので, 腸骨骨採取症例と術後障害について比較検討して若干の知見を得たため, その概要を報告した. 方法)当講座にて, 脛骨および腸骨からの骨移植症例各10例を対象とし, 骨採取による術後障害の実態について把握し, 歩行器使用開始日独歩可能日階段昇降可能日の3項目について比較検討を行った. 結果)脛骨からの骨採取は全ての検討項目において腸骨よりも良好な結果が得られた. 結語)脛骨からの骨採取は腸骨に比べ, 顎裂部自家骨移植における骨採取部位の有用性が示唆された. |
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ISSN: | 0029-0297 |