2-D-2-1 神鋼加古川病院における過去3年間の顎顔面外傷の臨床統計的観察
当院は東播磨臨海地域における唯一の二次医療機関であり, 日常の口腔外科臨床において様々な程度の外傷患者を診察する. 今回, 2000年1月から2002年12月までの過去3年間に当科を受診した顎顔面外傷734例について, 臨床統計的観察を行ったのでその概要を報告した. 顎顔面外傷患者数は平成12年が初診2878例中236例8.2%, 平成13年が2757例中236例8.6%で, 平成14年が2898例中262例9.0%でほぼ一定であった. 過去3年間734例中, 年齢は20歳代までが全体の7割を占めていた. 性別はやや男性に多く, 男女比が4:3であった. 受傷原因で最も多いのが転倒の233例で...
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Veröffentlicht in: | 日本口腔科学会雑誌 2005, Vol.54 (1), p.148-148 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当院は東播磨臨海地域における唯一の二次医療機関であり, 日常の口腔外科臨床において様々な程度の外傷患者を診察する. 今回, 2000年1月から2002年12月までの過去3年間に当科を受診した顎顔面外傷734例について, 臨床統計的観察を行ったのでその概要を報告した. 顎顔面外傷患者数は平成12年が初診2878例中236例8.2%, 平成13年が2757例中236例8.6%で, 平成14年が2898例中262例9.0%でほぼ一定であった. 過去3年間734例中, 年齢は20歳代までが全体の7割を占めていた. 性別はやや男性に多く, 男女比が4:3であった. 受傷原因で最も多いのが転倒の233例で全体の約30%であった. ついで交通事故110例15%, 以下, スポーツ中70例, 殴打68例, 自転車で転倒63例, 転落53例, 玩具でついたなどの遊び中の受傷は51例, 作業中20例であった. 受診経路では直接受診が387例と最も多く約半数に認められ, 病院, 医院からの紹介が211例の約30%で, 以下, 歯科医院からの紹介が91例, 当院他科からが31例, 救急車14例であった. また損傷内容, 処置内容, 患者動向などについても検討を行ったのであわせて報告した. |
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ISSN: | 0029-0297 |