1-E-07-2.当科における過去9年間の小児患者の臨床統計的観察
わが国は近年急速に少子高齢化社会に移行しており, 少子化故に小児歯科治療を取り巻く環境には, 変化が生じていると思われる. 小児の口腔にみられる疾病は先天異常や, 治療の救急性を要する外傷など多岐にわたることもあり, また小児期は成長発達の過程にあり, 身体的, 精神的に成人とは異なる点が多く見られる時期でもあり, 小児の口腔外科学的疾患に対応する際には, 萌出中の歯牙, 成長中の顎骨を念頭におき, 小児の特殊性を考慮しなければならないと考えました. そこで, 今回演者らは当科において, 1993年4月から2002年3月までの9年間に当科を受診した15歳以下の小児患者の初診外来患者総数1628...
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Veröffentlicht in: | 日本口腔科学会雑誌 2003, Vol.52 (6), p.433-433 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | わが国は近年急速に少子高齢化社会に移行しており, 少子化故に小児歯科治療を取り巻く環境には, 変化が生じていると思われる. 小児の口腔にみられる疾病は先天異常や, 治療の救急性を要する外傷など多岐にわたることもあり, また小児期は成長発達の過程にあり, 身体的, 精神的に成人とは異なる点が多く見られる時期でもあり, 小児の口腔外科学的疾患に対応する際には, 萌出中の歯牙, 成長中の顎骨を念頭におき, 小児の特殊性を考慮しなければならないと考えました. そこで, 今回演者らは当科において, 1993年4月から2002年3月までの9年間に当科を受診した15歳以下の小児患者の初診外来患者総数1628人を対象とし小児外来患者の実態を把握する目的で臨床統計的検討を行ったので報告した. 方法は, 外来カルテおよび新患名簿をもとに, 年度別性別疾患患者数, 年齢別患者分布, 疾患別頻度, 先天異常発育異常の内訳, 炎症の内訳, 外傷の内訳, 嚢胞の内訳, 腫瘍性疾患の内訳, また各内訳の年次推移, 年齢別分布, について検討した. 質問 琉球大 神農悦輝 小児の顎関節症の症型別内訳とそれぞれに対する治療法を教えて下さい. 回答 明海大歯口外1 松本学知 全体的にIIIa型が多く, 治療法では小児の成長, 発育を考えてソフトシーネを装置し経過観察します. |
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ISSN: | 0029-0297 |