血管壁評価を重視した頚動脈狭窄症に対する新たな治療戦略
「背景」頚動脈狭窄症 (carotid stenosis : CS) に対する血行再建術に関する欧米のガイドラインは, 狭窄率に基づいて脳梗塞発症リスクを層別化した大規模無作為比較試験に基づくものであり, 症候性の軽度狭窄症 (low-grade stenosis : LS) に対するcarotid endarterectomy (CEA) は推奨していない. 他方で, 末梢内頚動脈の虚脱を伴う高度狭窄性病変であるnear occlusion (NO) については, さらに末梢虚脱の程度によりNO+FC (with full-collapse) とNO-FC (without full-col...
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Veröffentlicht in: | 脳卒中の外科 2019, Vol.47(2), pp.121-125 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「背景」頚動脈狭窄症 (carotid stenosis : CS) に対する血行再建術に関する欧米のガイドラインは, 狭窄率に基づいて脳梗塞発症リスクを層別化した大規模無作為比較試験に基づくものであり, 症候性の軽度狭窄症 (low-grade stenosis : LS) に対するcarotid endarterectomy (CEA) は推奨していない. 他方で, 末梢内頚動脈の虚脱を伴う高度狭窄性病変であるnear occlusion (NO) については, さらに末梢虚脱の程度によりNO+FC (with full-collapse) とNO-FC (without full-collapse) に分類されるが, 臨床試験で示された内科治療群の再発率の低さから, それらに対する外科治療の有効性にはいまだ議論がある. |
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ISSN: | 0914-5508 1880-4683 |
DOI: | 10.2335/scs.47.121 |