高流量バイパス術におけるバリエーション ─より安全,確実,シンプルな方法を目指して
「はじめに」内頚動脈遮断に伴う高流量バイパス術 (high-flow bypass : HFB) は, 内頚動脈 (internal carotid artery : IC) の大型・巨大動脈瘤や破裂内頚動脈前壁動脈瘤に対する外科的治療の一部として普及し, 近年多くの施設で実施されている. その術式はほぼ確立されているが, 症例に応じた種々のバリエーションが報告されている. 本手術に用いられるグラフト血管だけをみても, 大きく分けて橈骨動脈 (radial artery : RA) と大伏在静脈 (saphenous vein : SV) が用いられている. 今回われわれは, HFBの際に手術...
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Veröffentlicht in: | 脳卒中の外科 2019, Vol.47(2), pp.103-108 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」内頚動脈遮断に伴う高流量バイパス術 (high-flow bypass : HFB) は, 内頚動脈 (internal carotid artery : IC) の大型・巨大動脈瘤や破裂内頚動脈前壁動脈瘤に対する外科的治療の一部として普及し, 近年多くの施設で実施されている. その術式はほぼ確立されているが, 症例に応じた種々のバリエーションが報告されている. 本手術に用いられるグラフト血管だけをみても, 大きく分けて橈骨動脈 (radial artery : RA) と大伏在静脈 (saphenous vein : SV) が用いられている. 今回われわれは, HFBの際に手術成績に影響を及ぼし得ると考えられる項目 (1) グラフト血管の種類, (2) グラフト血管の経路, (3) アシストバイパスの有無, (4) 全身ヘパリン化の有無の4項目を後方視的に取り上げ, その手術成績を検討した. |
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ISSN: | 0914-5508 1880-4683 |
DOI: | 10.2335/scs.47.103 |