小型未破裂脳動脈瘤に対する血管内治療の有用性とピットフォール
「はじめに」未破裂脳動脈瘤の治療適応については, 従来の国内外 (ISUIA, SUAVe) の臨床研究データより破裂リスクと治療に伴う合併症のリスクを勘案し, わが国では「最大径5mm」を治療が正当化される区切りとしていることが多い. しかしながら, サイズだけでは割り切ることができず, 形状, 多発性, くも膜下出血の既往や家族歴, 精神的不安などを理由に, 実際の現場ではそれより小さい動脈瘤が治療される機会も少なくない. このような未破裂の小動脈瘤ではほぼ全例無症候であり, 治療の侵襲性の点から血管内治療が選択される場合が多くなってきた. 本稿では, 未破裂脳動脈瘤のうち特に5mm未満の...
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Veröffentlicht in: | 脳卒中の外科 2019, Vol.47(1), pp.28-32 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」未破裂脳動脈瘤の治療適応については, 従来の国内外 (ISUIA, SUAVe) の臨床研究データより破裂リスクと治療に伴う合併症のリスクを勘案し, わが国では「最大径5mm」を治療が正当化される区切りとしていることが多い. しかしながら, サイズだけでは割り切ることができず, 形状, 多発性, くも膜下出血の既往や家族歴, 精神的不安などを理由に, 実際の現場ではそれより小さい動脈瘤が治療される機会も少なくない. このような未破裂の小動脈瘤ではほぼ全例無症候であり, 治療の侵襲性の点から血管内治療が選択される場合が多くなってきた. 本稿では, 未破裂脳動脈瘤のうち特に5mm未満の動脈瘤に対する血管内治療に焦点をあて, 自験例の成績のreviewをもとに, それより大きな瘤との比較により論じる. |
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ISSN: | 0914-5508 1880-4683 |
DOI: | 10.2335/scs.47.28 |