短期間にmirror siteで新生,破裂した微小なde novo内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤 ─2症例報告

「はじめに」脳動脈瘤根治治療後の観察中に新生(de novo)動脈瘤を認め, 特にサイズが小さい場合など, 対応に苦慮することがある. 今回, 初回治療した動脈瘤の反対側同一部位(mirror site)に生じた微小な(3mm以下)de novo内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤(internal carotid-posterior communicating artery aneurysm: IC-PC AN)破裂によるくも膜下出血(subarachnoid hemorrhage: SAH)の2例を経験したので, 文献的考察を加え報告する. 「症例」〈症例1〉75歳, 女性. 「主訴」: 頭痛...

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Veröffentlicht in:脳卒中の外科 2017, Vol.45(3), pp.214-218
Hauptverfasser: 田中, 秀一, 川西, 昌浩, 杉江, 亮, 山田, 誠, 横山, 邦生, 伊藤, 裕
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」脳動脈瘤根治治療後の観察中に新生(de novo)動脈瘤を認め, 特にサイズが小さい場合など, 対応に苦慮することがある. 今回, 初回治療した動脈瘤の反対側同一部位(mirror site)に生じた微小な(3mm以下)de novo内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤(internal carotid-posterior communicating artery aneurysm: IC-PC AN)破裂によるくも膜下出血(subarachnoid hemorrhage: SAH)の2例を経験したので, 文献的考察を加え報告する. 「症例」〈症例1〉75歳, 女性. 「主訴」: 頭痛, 意識障害. 「既往歴」: 高血圧症. 「嗜好歴」: 喫煙歴なし. 「家族歴」: 特記事項なし. 「現病歴」: 2006年の右未破裂IC-PC ANクリッピング術後, 定期通院はせず, 脳血管評価は3年8カ月後のMR angiography(MRA)のみであった.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.45.214