CT angiographyによる頚動脈ステント留置術後の評価─Wallstent使用時の撮影方法の工夫

「はじめに」頚部頚動脈ステント留置術(carotid artery stenting:CAS)後のcomputed tomographic angiography(CTA)による画像評価は, ステントの内腔確認や再狭窄の描出に優れていることからその有用性が報告されている. しかし, CTAによる画像評価において, ステントのアーチファクトはその構造や原材料などの特性により異なり, 正確な評価が困難な場合がある. 特にCarotid Wallstent Monorail (Boston Scientific, Natick, MA, USA, 以下CWS)は, コバルト・クロム合金に, X線CT...

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Veröffentlicht in:脳卒中の外科 2017, Vol.45(1), pp.7-13
Hauptverfasser: 野村, 達史, 笹森, 大輔, 野中, 雅, 高橋, 明, 米増, 保之, 恩田, 敏之, 本田, 修, 橋本, 祐治, 大坊, 雅彦, 茅野, 伸吾, 山下, 智文
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」頚部頚動脈ステント留置術(carotid artery stenting:CAS)後のcomputed tomographic angiography(CTA)による画像評価は, ステントの内腔確認や再狭窄の描出に優れていることからその有用性が報告されている. しかし, CTAによる画像評価において, ステントのアーチファクトはその構造や原材料などの特性により異なり, 正確な評価が困難な場合がある. 特にCarotid Wallstent Monorail (Boston Scientific, Natick, MA, USA, 以下CWS)は, コバルト・クロム合金に, X線CTの実効エネルギー下における線減弱係数がきわめて高いタンタルが埋植されている. そのため, ナイチノール製のステントと比べてアーチファクトが強く, CTAによる術後評価が困難であった. CWSはclosed-cell stentで, ワイヤーの編み込みが直線的かつ周期的であるのが特徴である.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.45.7