Cerebral proliferative angiopathyに対し間接血行再建術を施行した1例

「緒言」Cerebral proliferative angiopathy(CPA)はarteriovenous malformation(AVM)の3.4%に認められ, "diffuse nidus AVM"と報告されてきた. diffuseなnidusを含んだ特徴的な血管病変を呈して虚血性変化を引き起こし, 従来のAVMとは異なる疾患概念である. 今回われわれは, 痙攣にて発症し, その後transient ischemic attack(TIA)を続発したCPAに対し間接血行再建術を施行した症例を経験したので報告する. 「症例」症例:43歳, 男性. 主訴:右上肢痙攣...

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Veröffentlicht in:脳卒中の外科 2015, Vol.43(5), pp.335-337
Hauptverfasser: 福井, 一生, 内山, 尚之, 毛利, 正直, 見崎, 孝一, 会田, 泰裕, 南部, 育, 林, 裕, 濵田, 潤一郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」Cerebral proliferative angiopathy(CPA)はarteriovenous malformation(AVM)の3.4%に認められ, "diffuse nidus AVM"と報告されてきた. diffuseなnidusを含んだ特徴的な血管病変を呈して虚血性変化を引き起こし, 従来のAVMとは異なる疾患概念である. 今回われわれは, 痙攣にて発症し, その後transient ischemic attack(TIA)を続発したCPAに対し間接血行再建術を施行した症例を経験したので報告する. 「症例」症例:43歳, 男性. 主訴:右上肢痙攣発作, 構音障害. 既往:高血圧. 現病歴:仕事中に約10分間の右上肢の痙攣発作および話しにくさを認め, 前医へ搬送された. 精査の結果, AVMと診断され, 抗痙攣薬内服開始後, 当院へ紹介となった. 初診時所見および経過:当院初診時には意識清明で神経学的に異常は認めなかった.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.43.335