高画質three-dimensional CT angiographyによる脳動脈瘤の急性期手術

「はじめに」脳動脈瘤の診療のためには, これまで経動脈的脳血管撮影, 特にdigital subtraction angiography (DSA)が必須の検査とされてきたが, 近年画像診断技術の進歩とともにthree-dimensional CT angiography (3D-CTA)が診断や治療の中心となりつつある4)5)8)14)15). CTの性能ともに微小動脈瘤の検出率は向上しており1)9)10)13)15)20)21)23), この方法で確定診断することには今や問題はないと思われる. 一方で, DSAを行わず3D-CTAのみで直達手術を行うという報告は2000年頃からみられ, こ...

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Veröffentlicht in:脳卒中の外科 2013, Vol.41(2), pp.130-136
Hauptverfasser: 大岩, 美嗣, 奥村, 浩隆, 廣鰭, 洋子, 田中, 亮平, 山家, 弘雄, 照井, 慶太, 高山, 東春
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」脳動脈瘤の診療のためには, これまで経動脈的脳血管撮影, 特にdigital subtraction angiography (DSA)が必須の検査とされてきたが, 近年画像診断技術の進歩とともにthree-dimensional CT angiography (3D-CTA)が診断や治療の中心となりつつある4)5)8)14)15). CTの性能ともに微小動脈瘤の検出率は向上しており1)9)10)13)15)20)21)23), この方法で確定診断することには今や問題はないと思われる. 一方で, DSAを行わず3D-CTAのみで直達手術を行うという報告は2000年頃からみられ, ここでも使用される画質は年々向上している3-5)8)14)16)22). 特に64列マルチスライスCT以降は, 直達手術, コイル塞栓術ともに必要な情報が正確に評価できるようになり12), 詳細な術前評価が可能となっている.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.41.130