椎骨動脈broad neck動脈瘤に対するstentを併用したcoil塞栓術
「はじめに」椎骨動脈に生ずる動脈瘤は開頭術では, 下位脳神経の間をくぐり治療しなければならないため神経症状の悪化をきたすことがまれならずある. そのため近年血管内治療が行われることが多くなった17). この部分の動脈瘤はbroad neckの動脈瘤が多く瘤内塞栓術が困難な場合があり, 親血管閉塞も多用される手技である2)10)12)16). しかしながら反対側椎骨動脈が未発達であったり, 後下小脳動脈との位置関係によってはstentを併用したcoil塞栓術11)14)が必要となることも多い. われわれは7例の椎骨動脈瘤に対してstentを併用したcoil塞栓術を行った. その有用性とpitfa...
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Veröffentlicht in: | 脳卒中の外科 2009, Vol.37(6), pp.438-442 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」椎骨動脈に生ずる動脈瘤は開頭術では, 下位脳神経の間をくぐり治療しなければならないため神経症状の悪化をきたすことがまれならずある. そのため近年血管内治療が行われることが多くなった17). この部分の動脈瘤はbroad neckの動脈瘤が多く瘤内塞栓術が困難な場合があり, 親血管閉塞も多用される手技である2)10)12)16). しかしながら反対側椎骨動脈が未発達であったり, 後下小脳動脈との位置関係によってはstentを併用したcoil塞栓術11)14)が必要となることも多い. われわれは7例の椎骨動脈瘤に対してstentを併用したcoil塞栓術を行った. その有用性とpitfallについて報告する. 「症例と方法」症例は'03年から'07年までに治療した43歳から70歳の男性3例, 女性4例である(Table 1). 症状はくも膜下出血4例, 頭痛2例, 無症状1例であった. 病変は5例で左側, 2例で右側, 反対側椎骨動脈は2例で同大, 4例では低形成, 1例では無形成であった. |
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ISSN: | 0914-5508 1880-4683 |
DOI: | 10.2335/scs.37.438 |