運動~感覚領野の動静脈奇形に対するガンマナイフ治療

脳動静脈奇形(以下AVMと略す)に対するradiosurgeryの有効性はほぼ確立されてきた7)15). 今回われわれは運動~感覚領野のAVMに対してガンマナイフ治療(以下GKSと略す)を行い良好な結果が得られたので報告する. 対象と方法 対象は過去6年間にGKSを行い, 少なくとも1年以上経過観察が可能であった運動~感覚領野に位置するAVM27症例である(Table1). 症例の内訳は男性19例, 女性8例で, 年齢は3-68歳(平均43歳), 発症様式は痙攣10例, 出血7例, 頭痛3例などであった. 以前に摘出術を受けた症例が3例, 塞栓術を受けた症例が1例あったが, 23例(85%)は...

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Veröffentlicht in:脳卒中の外科 2002, Vol.30(3), pp.204-207
Hauptverfasser: 山中, 一浩, 岩井, 謙育, 小宮山, 雅樹, 中島, 英樹, 安井, 敏裕, 西川, 節, 坂本, 博昭, 森川, 俊枝
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:脳動静脈奇形(以下AVMと略す)に対するradiosurgeryの有効性はほぼ確立されてきた7)15). 今回われわれは運動~感覚領野のAVMに対してガンマナイフ治療(以下GKSと略す)を行い良好な結果が得られたので報告する. 対象と方法 対象は過去6年間にGKSを行い, 少なくとも1年以上経過観察が可能であった運動~感覚領野に位置するAVM27症例である(Table1). 症例の内訳は男性19例, 女性8例で, 年齢は3-68歳(平均43歳), 発症様式は痙攣10例, 出血7例, 頭痛3例などであった. 以前に摘出術を受けた症例が3例, 塞栓術を受けた症例が1例あったが, 23例(85%)はGKSが最初の治療であった.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs.30.204