本邦の脳動脈瘤治療の現状: 脳動脈瘤の治療に関するアンケート調査結果より
「はじめに」脳動脈瘤の治療法は新たな診断技術や治療機器の進歩に伴いこれまでに様々な変遷を遂げてきた. 近年脳動脈瘤の治療に血管内手術が導入され, 従来治療に難渋した一部の動脈瘤に福音がもたらされつつある. またMRIアンギオなどの非侵襲的画像診断により未破裂脳動脈瘤が発見される機会も増加している. このような技術革新に直面し, 脳動脈瘤治療は一つの転換期を迎えつつあるといえる. 今後更に安全で確実な治療法を追求し議論を効率的に進めるには, 脳動脈瘤治療に従事する我々が本邦の脳動脈瘤治療の現状を把握していることが前提となる. そこで第25回日本脳卒中の外科研究会に先立ち脳動脈瘤の治療に関するアン...
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Veröffentlicht in: | 脳卒中の外科 1997/03/31, Vol.25(2), pp.91-96 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」脳動脈瘤の治療法は新たな診断技術や治療機器の進歩に伴いこれまでに様々な変遷を遂げてきた. 近年脳動脈瘤の治療に血管内手術が導入され, 従来治療に難渋した一部の動脈瘤に福音がもたらされつつある. またMRIアンギオなどの非侵襲的画像診断により未破裂脳動脈瘤が発見される機会も増加している. このような技術革新に直面し, 脳動脈瘤治療は一つの転換期を迎えつつあるといえる. 今後更に安全で確実な治療法を追求し議論を効率的に進めるには, 脳動脈瘤治療に従事する我々が本邦の脳動脈瘤治療の現状を把握していることが前提となる. そこで第25回日本脳卒中の外科研究会に先立ち脳動脈瘤の治療に関するアンケート調査を企画した. 「方法」平成8年1月5日に全国959ヶ所の日本脳神経外科学会専門医訓練施設に脳動脈瘤治療に関するアンケートを郵送した. |
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ISSN: | 0914-5508 1880-4683 |
DOI: | 10.2335/scs1987.25.2_91 |