Three-dimensional CT angiographyを用いた未破裂脳動脈瘤手術のプランニング

「はじめに」 高速連続回転撮影を可能にしたスパイラルCTの登場によって, 空間分解能の劣化をきたすことなく急速造影剤投与によるthree-dimensional CT angiography(3D-CTA)が施行可能となり, 脳血管障害の診断に広く応用されるようになってきた. その特性により3次元立体画像や多断面再構成画像がリアルタイムに作製でき, 従来の脳血管撮影ではとらえ難かった病変周囲の解剖学的位置関係の把握が容易となった. ことに脳動脈瘤においては診断のみならず手術シュミレーションへの応用が期待されている. 本報告では, スパイラルCT導入後の未破裂動脈瘤手術例で, 手術計画に際して3...

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Veröffentlicht in:脳卒中の外科 1995/05/30, Vol.23(3), pp.179-186
Hauptverfasser: 大滝, 雅文, 田邊, 純嘉, 森本, 繁文, 端, 和夫, 高橋, 八三郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」 高速連続回転撮影を可能にしたスパイラルCTの登場によって, 空間分解能の劣化をきたすことなく急速造影剤投与によるthree-dimensional CT angiography(3D-CTA)が施行可能となり, 脳血管障害の診断に広く応用されるようになってきた. その特性により3次元立体画像や多断面再構成画像がリアルタイムに作製でき, 従来の脳血管撮影ではとらえ難かった病変周囲の解剖学的位置関係の把握が容易となった. ことに脳動脈瘤においては診断のみならず手術シュミレーションへの応用が期待されている. 本報告では, スパイラルCT導入後の未破裂動脈瘤手術例で, 手術計画に際して3D-CTAがどれほど有用であったかを, DSAおよび術中所見と対比し検討を加えた. 「対象および方法」 1992年11月以降の外科手術例で, 3D-CTAを術前に施行した未破裂脳動脈瘤15例(男性9例, 女性6例)を対象とした.
ISSN:0914-5508
1880-4683
DOI:10.2335/scs1987.23.3_179