当センターの治療体制の変遷と地域連携における実態調査

沖縄県は,昭和50年9月より口腔衛生センター(現口腔保健医療センター)において歯科医師会が中心となって,心身障害児(者)全身麻酔下歯科治療事業,障害者歯科地域協力医研修会などの障害者歯科治療を行ってきた.平成26年4月にセンターが新築移設され,平成28年7月には全麻事業が終了となった.移転後は常勤医1人体制から,治療医1名,歯科麻酔科医1人を加えた3人体制に移行し受診患者数が倍増した.その結果,受診患者数の増加,障害の多様化,対応法ならびに居住地域などに変化がありさまざまな対応が要求されるようになった。離島をはじめとする僻地での障害者歯科医療も,センターと連携を取りながら地域完結型へ移行しつつ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本障害者歯科学会雑誌 2019/06/30, Vol.40(2), pp.209-214
Hauptverfasser: 加藤, 喜久, 砂田, 勝久, 長嶺, 和希, 寺元, 平, 真喜屋, 睦子, 上地, 智博, 真境名, 勉, 砂川, 恵, 上原, 由和, 松本, 早世, 新垣, 花絵, 東江, あきな, 宮城, 愛美, 知念, すみれ, 小禄, 克子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:沖縄県は,昭和50年9月より口腔衛生センター(現口腔保健医療センター)において歯科医師会が中心となって,心身障害児(者)全身麻酔下歯科治療事業,障害者歯科地域協力医研修会などの障害者歯科治療を行ってきた.平成26年4月にセンターが新築移設され,平成28年7月には全麻事業が終了となった.移転後は常勤医1人体制から,治療医1名,歯科麻酔科医1人を加えた3人体制に移行し受診患者数が倍増した.その結果,受診患者数の増加,障害の多様化,対応法ならびに居住地域などに変化がありさまざまな対応が要求されるようになった。離島をはじめとする僻地での障害者歯科医療も,センターと連携を取りながら地域完結型へ移行しつつあるが,いまだ十分に機能しているとはいいがたい.今後は,県内各地域の病院歯科や口腔外科をはじめ,地域協力医との後方支援システムを研修会や実習などを通じて構築していく必要があると考えられた.
ISSN:0913-1663
2188-9708
DOI:10.14958/jjsdh.40.209