Instagramへの投稿行動と利用者属性,動機づけ,および自己愛との関連

「問題と目的」インターネットがソーシャルメディアとして用いられるようになる中で, 写真や動画によるコミュニケーションが主流となることは以前より予測されてきた(橋元他, 2010). そして, 現在では, ソーシャルネットワーキングサイト(以下, SNS)において写真や動画をアップロード(以下, 写真や動画をアップロードする行為を投稿と呼ぶ)することは当たり前といえる状況となっている. その中で, Instagramは写真や動画の共有を主としたサービスであり, 10代, 20代の若者を中心に, コミュニケーションを主な目的としたソーシャルメディアの中でも利用率が高い(総務省, 2022). In...

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Veröffentlicht in:応用心理学研究 2024/03/31, Vol.49(3), pp.213-222
1. Verfasser: 西村, 洋一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「問題と目的」インターネットがソーシャルメディアとして用いられるようになる中で, 写真や動画によるコミュニケーションが主流となることは以前より予測されてきた(橋元他, 2010). そして, 現在では, ソーシャルネットワーキングサイト(以下, SNS)において写真や動画をアップロード(以下, 写真や動画をアップロードする行為を投稿と呼ぶ)することは当たり前といえる状況となっている. その中で, Instagramは写真や動画の共有を主としたサービスであり, 10代, 20代の若者を中心に, コミュニケーションを主な目的としたソーシャルメディアの中でも利用率が高い(総務省, 2022). Instagramに投稿する写真は, 多くの他者に公開された形で共有することが容易であり, それがコミュニケーションを活性化させている要因といえる. また, 自分自身を写した写真(以下, セルフィーと呼ぶ)を含め多様な写真から投稿者が時間をかけて選択できるので, 自身の望んだ印象を効果的に閲覧者に与えることが可能である.
ISSN:0387-4605
2433-7633
DOI:10.24651/oushinken.49.3_213