運動部活動経験と徳性の強みの関係―日本版生き方の原則調査票を用いて

「問題と目的」「1. ポジティブ心理学への注目」21世紀の心理学の主な研究対象は, 肯定的な感情や幸福感, 人の長所や強みの育成を掲げるポジティブ心理学へと移行してきた. この心理学研究の流れと同様に, スポーツ心理学においてもポジティブな心理的側面の向上を意図した研究が進んでいる. 例えば, スポーツ活動によるライフスキルの獲得やレジリエンスの促進等のスポーツ活動のポジティブな心理的側面に焦点をあてた研究知見が挙げられる. このように, スポーツはポジティブな心理的側面との関連が想定されるものの, スポーツの価値をポジティブ心理学からアプローチした研究は, 意外にもこれまで進んでいない. ポ...

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Veröffentlicht in:応用心理学研究 2023/11/30, Vol.49(2), pp.130-140
Hauptverfasser: 霜鳥, 駿太, 木内, 敦詞, 西田, 順一, 中雄, 勇人, 松岡, 弘樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「問題と目的」「1. ポジティブ心理学への注目」21世紀の心理学の主な研究対象は, 肯定的な感情や幸福感, 人の長所や強みの育成を掲げるポジティブ心理学へと移行してきた. この心理学研究の流れと同様に, スポーツ心理学においてもポジティブな心理的側面の向上を意図した研究が進んでいる. 例えば, スポーツ活動によるライフスキルの獲得やレジリエンスの促進等のスポーツ活動のポジティブな心理的側面に焦点をあてた研究知見が挙げられる. このように, スポーツはポジティブな心理的側面との関連が想定されるものの, スポーツの価値をポジティブ心理学からアプローチした研究は, 意外にもこれまで進んでいない. ポジティブ心理学研究の主要な研究分野に, 強み(Strengths)があり, 6つの美徳と24個の強み・長所から構成されている.
ISSN:0387-4605
2433-7633
DOI:10.24651/oushinken.49.2_130