地域スポーツ指導者が直面する困難―特別な配慮が必要な子どもへの指導を通して

「問題と目的」子どもにとってスポーツは, 遊びの延長であり, スポーツを通した身体, 知的, 精神面への肯定的影響が幅広く示されている. 特に障害児にとってのスポーツとは, 他者との共同性, ルールへの規範意識, 仲間づくり, 自律性・社会性形成など様々な教育的効果が期待される. 障害児のスポーツを後押しするものとして2006年12月13日に国連総会において採択され, 2008年5月に発効された障害者権利条約, 障害者基本法(1970), スポーツ基本法(2011), 障害者差別解消法(2013)などが挙げられる. これらを基に地域における障害者スポーツ普及促進に関する有識者会議では, 障害児...

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Veröffentlicht in:応用心理学研究 2022/03/31, Vol.47(3), pp.178-189
Hauptverfasser: 藤後, 悦子, 三好, 真人, 大橋, 恵, 井梅, 由美子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「問題と目的」子どもにとってスポーツは, 遊びの延長であり, スポーツを通した身体, 知的, 精神面への肯定的影響が幅広く示されている. 特に障害児にとってのスポーツとは, 他者との共同性, ルールへの規範意識, 仲間づくり, 自律性・社会性形成など様々な教育的効果が期待される. 障害児のスポーツを後押しするものとして2006年12月13日に国連総会において採択され, 2008年5月に発効された障害者権利条約, 障害者基本法(1970), スポーツ基本法(2011), 障害者差別解消法(2013)などが挙げられる. これらを基に地域における障害者スポーツ普及促進に関する有識者会議では, 障害児のスポーツ活動の推進として, 「障害のある子供とない子供がともに学べる実践プログラムの研究開発」や「障害者スポーツ指導者の派遣等による特別支援学校等の体育・運動部活動の充実」など, 多くの提案がなされた.
ISSN:0387-4605
2433-7633
DOI:10.24651/oushinken.47.3_178