膝蓋骨亜脱臼症候群に対する鏡視下外側支帯切離術の検討

膝蓋骨亜脱臼症候群で鏡視下外側支帯切離術を行った16例に対して,手術前後でのX線学的および臨床的成績を比較検討した。手術時年齢は13 歳~51 歳(平均 22.4歳),経過観察期間は 9 ヶ月~ 4 年 2 ヶ月(平均 2 年 1 ヶ月)であった。X線計測値はtilting angle 32.4°が18.3°に,congruence angle 32.4°が 18.3°に,lateral shift 42.2%が 19.9%に改善していた。臨床的には,森川らの評価基準によれば,術前平均,合計 41.2点が術後平均83.6点に改善しており,良好な成績を得ることができた。また,膝蓋骨の骨軟骨骨折の...

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Veröffentlicht in:埼玉理学療法 1993, Vol.1(1), pp.33-37
Hauptverfasser: 木村, 紫, 鶴見, 良久, 田名部, 誠悦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:膝蓋骨亜脱臼症候群で鏡視下外側支帯切離術を行った16例に対して,手術前後でのX線学的および臨床的成績を比較検討した。手術時年齢は13 歳~51 歳(平均 22.4歳),経過観察期間は 9 ヶ月~ 4 年 2 ヶ月(平均 2 年 1 ヶ月)であった。X線計測値はtilting angle 32.4°が18.3°に,congruence angle 32.4°が 18.3°に,lateral shift 42.2%が 19.9%に改善していた。臨床的には,森川らの評価基準によれば,術前平均,合計 41.2点が術後平均83.6点に改善しており,良好な成績を得ることができた。また,膝蓋骨の骨軟骨骨折の有無で比較すると骨折のない症例の方が術前,術後とも評価点数が高い傾向がみられた。
ISSN:0919-9241
1348-0294
DOI:10.11350/jspta.1.33