早産低出生体重児脳出血後水頭症に合併した孤立性第四脳室に対する内視鏡治療
孤立性第四脳室は比較的まれな病態であり,第四脳室腹腔シャントの他に近年は神経内視鏡を用いた治療が行われているが,内視鏡下側脳室第四脳室間開窓の報告は少ない.今回我々は,脳室内出血後水頭症の早産超低出生体重児で,頭皮下に設置した小型髄液貯留槽からの間欠的な脳脊髄液の排液管理中に孤立性第四脳室を合併した症例に対し,神経内視鏡下側脳室第四脳室間開窓と側脳室腹腔シャントを一期的に行い,全脳室の良好な縮小を得た.孤立性第四脳室に対する本治療は,症例選択を適切に行えば合併症リスクが低く,有用と考えられる....
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Veröffentlicht in: | 小児の脳神経 2022, Vol.47(1), pp.41-46 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 孤立性第四脳室は比較的まれな病態であり,第四脳室腹腔シャントの他に近年は神経内視鏡を用いた治療が行われているが,内視鏡下側脳室第四脳室間開窓の報告は少ない.今回我々は,脳室内出血後水頭症の早産超低出生体重児で,頭皮下に設置した小型髄液貯留槽からの間欠的な脳脊髄液の排液管理中に孤立性第四脳室を合併した症例に対し,神経内視鏡下側脳室第四脳室間開窓と側脳室腹腔シャントを一期的に行い,全脳室の良好な縮小を得た.孤立性第四脳室に対する本治療は,症例選択を適切に行えば合併症リスクが低く,有用と考えられる. |
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ISSN: | 0387-8023 2435-824X |
DOI: | 10.34544/jspn.47.1_41 |