イヌにおける14C-SNI-2011の吸収,排泄および代謝
塩酸セビメリン水和物(SNI-2011, (±)-cis-2-Methylspiro[1, 3-oxathiolane-5, 3'一quinuclidine]monohydrochloride hemihydrate)は, イスラエル生物学研究所で発見され, 雪印乳業(株), 日本化薬(株)および石原産業(株)で共同開発されたキヌクリジン骨格を持つ新規化合物で, ムスカリン性アセチルコリン受容体作動薬である. SNI-2011は唾液腺および涙腺のムスカリン受容体を刺激し, 唾液や涙液の分泌を促進することから, シェーグレン症候群に伴う乾燥症状の改善薬としてその有用性が期待されている....
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Veröffentlicht in: | 薬物動態 2001, Vol.16 (6), p.553-557 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 塩酸セビメリン水和物(SNI-2011, (±)-cis-2-Methylspiro[1, 3-oxathiolane-5, 3'一quinuclidine]monohydrochloride hemihydrate)は, イスラエル生物学研究所で発見され, 雪印乳業(株), 日本化薬(株)および石原産業(株)で共同開発されたキヌクリジン骨格を持つ新規化合物で, ムスカリン性アセチルコリン受容体作動薬である. SNI-2011は唾液腺および涙腺のムスカリン受容体を刺激し, 唾液や涙液の分泌を促進することから, シェーグレン症候群に伴う乾燥症状の改善薬としてその有用性が期待されている. 今回我々は, SNI-2011の体内動態を明らかにすることを目的とし, 14C-SNI-2011をイヌに単回経口投与したときの吸収, 排泄および代謝について検討した. |
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ISSN: | 0916-1139 |