バミカミドのバイオアベイラビリティに及ぼす食事の影響
バミカミド(FK176)は3級アミン系の抗コリン剤である(Fig. 1). 現在, 頻尿, 尿失禁治療剤として開発中であり, 1回18mg, 1日2回の経口投与が標準用量, 用法と考えられている1). バミカミドの体内動態は健常人を対象とした1. 5~48mgの単回経口投与試験, 1回6mgおよび12mgの1日3回反復経口投与試験, さらに1回36mgの1日2回反復経口投与試験において検討され2-4), 本剤は線形な体内動態を示し, 消失半減期は約5時間であり, 尿中には未変化体として投与量の80%以上が排泄されることが認められている. 今回, バミカミドの体内動態を検討する一環として, 健常...
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Veröffentlicht in: | 薬物動態 1994, Vol.9 (6), p.793-798 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | バミカミド(FK176)は3級アミン系の抗コリン剤である(Fig. 1). 現在, 頻尿, 尿失禁治療剤として開発中であり, 1回18mg, 1日2回の経口投与が標準用量, 用法と考えられている1). バミカミドの体内動態は健常人を対象とした1. 5~48mgの単回経口投与試験, 1回6mgおよび12mgの1日3回反復経口投与試験, さらに1回36mgの1日2回反復経口投与試験において検討され2-4), 本剤は線形な体内動態を示し, 消失半減期は約5時間であり, 尿中には未変化体として投与量の80%以上が排泄されることが認められている. 今回, バミカミドの体内動態を検討する一環として, 健常人を対象に本剤18mgを空腹時および食後に単回経口投与し, バイオアベイラビリティに及ぼす食事の影響を検討したので, その成績を報告する. 方法 1. 治験薬 バミカミドを18mg含有する錠剤を使用した. 2. 被験者 1)被験者の選定 健常な成人男子志願者の中から, 事前の健康診断, 臨床検査において臨床的に問題のなかったもの6名を被験者として採用した. |
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ISSN: | 0916-1139 |