Gunn ratにおけるphenobarbital誘導性morphineUDP-グルクロン酸転移酵素isoformの欠損について
【目的】UDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)は, 主として肝小胞体に局在する膜結合性の酵素であり, すでにラット肝には少なくとも11種のUGTisofommのあることが知られている. Gunnラットは, 古くからCrigler-Najjar症候群Type Iのモデル動物として研究されてきたbilirubinを抱合するUGTの欠損したWistar系の黄疸ラットである. 1)Gunn ratにおいては, bilirubinUGT活性だけでなく3-methylcholanthrene(MC)誘導性の4-nitrophenol(4-NP)UGT活性も欠損しており, 2)近年Iyanagiら3)により...
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Veröffentlicht in: | 薬物動態 1993, Vol.8 (suppl), p.681-684 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】UDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)は, 主として肝小胞体に局在する膜結合性の酵素であり, すでにラット肝には少なくとも11種のUGTisofommのあることが知られている. Gunnラットは, 古くからCrigler-Najjar症候群Type Iのモデル動物として研究されてきたbilirubinを抱合するUGTの欠損したWistar系の黄疸ラットである. 1)Gunn ratにおいては, bilirubinUGT活性だけでなく3-methylcholanthrene(MC)誘導性の4-nitrophenol(4-NP)UGT活性も欠損しており, 2)近年Iyanagiら3)により, MC誘導性4-NPUGTの欠損が遺伝子上の-1 flame shift変異に由来することが明らかにされた. また, Satoらにより, bilirubinUGTのC末端側半分がMC誘導性4-NPUGTと同一であり, 共通の機構で欠損が起こっていることが明らかにされた. |
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ISSN: | 0916-1139 |