KRN8601の体内動態:ラットにおける125I-KRN8601単回静脈内投与後の胎仔および乳汁移行
KRN8601は, 遺伝子組換え技術を応用して開発されたヒト型の顆粒球コロニー形成刺激因子(recombinant human granulocyte colonystimulating factor, rhG-CSF)であり, 顆粒球系前駆細胞に作用し, その分化増殖を促す造血因子である12). KRN8601の体内動態を明らかにする目的で125I-KRN8601を雌雄ラットに静脈内投与し, 血漿中濃度推移, 体内分布, 排泄および放射性成分分析に関する検討を行い, 前報3)にて報告した. 今回は, ラットにおける胎仔移行および乳汁中移行について検討したので報告する. 標識体合成原料としてK...
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Veröffentlicht in: | 薬物動態 1990-08, Vol.5 (3), p.307-314 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | KRN8601は, 遺伝子組換え技術を応用して開発されたヒト型の顆粒球コロニー形成刺激因子(recombinant human granulocyte colonystimulating factor, rhG-CSF)であり, 顆粒球系前駆細胞に作用し, その分化増殖を促す造血因子である12). KRN8601の体内動態を明らかにする目的で125I-KRN8601を雌雄ラットに静脈内投与し, 血漿中濃度推移, 体内分布, 排泄および放射性成分分析に関する検討を行い, 前報3)にて報告した. 今回は, ラットにおける胎仔移行および乳汁中移行について検討したので報告する. 標識体合成原料としてKRN8601(Lot. G20, 0. 5mg/ml)を, 非標識体としてKRN8601(Lot, G190, 0. 25mg/ml)を用い, 前報3)に従って125I-KRN8601を調製した. 実験に用いた125I-KRN8601の比放射能は5. 55μCi/μg, 放射化学的純度は98. 0%であった. |
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ISSN: | 0916-1139 |