Carvedilolの体内動態(第3報) ラットにおける胆汁中排泄と腸肝循環
Carvedilol(DQ-2466), (±)-1-(carbazol-4-yloxy)-3-[[2-(o-methoxyphenoxy)ethyl]amino]-2-propanolはBoehringer Mannheim社(西ドイツ)で開発された末梢血管拡張作用をあわせもつβ-遮断薬である. 本剤の体内動態については, ヒトを含む種々の動物において検討されており, 14C-carvedilol経口投与後の放射能の主排泄経路は, いずれも糞中であることがすでに明らかにされている1,2,3). Carvedilol経口投与後の主排泄経路が糞中であるにもかかわらず, その胆汁中排泄について検討...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 薬物動態 1989-12, Vol.4 (6), p.667-671 |
---|---|
Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | Carvedilol(DQ-2466), (±)-1-(carbazol-4-yloxy)-3-[[2-(o-methoxyphenoxy)ethyl]amino]-2-propanolはBoehringer Mannheim社(西ドイツ)で開発された末梢血管拡張作用をあわせもつβ-遮断薬である. 本剤の体内動態については, ヒトを含む種々の動物において検討されており, 14C-carvedilol経口投与後の放射能の主排泄経路は, いずれも糞中であることがすでに明らかにされている1,2,3). Carvedilol経口投与後の主排泄経路が糞中であるにもかかわらず, その胆汁中排泄について検討した成績はこれまでに報告されていない. 胆汁中排泄および再吸収の程度を検討する目的で, 14C-carvedilolおよび14C-carvedilol経口投与後に採取した胆汁の一部を胆管カニューレラットにそれぞれ投与し, 胆汁, 尿および糞中へ排泄された放射能を測定した. 試験方法 1. 標識化合物14C-CarvedilolはBoehringerMannheim社より提供されたものを第一化学(株)東海研究所にて再精製した放射化学的純度98%, 比放射能58.2μCi(2.15MBq)/mgの標識体を使用した(Fig. 1). |
---|---|
ISSN: | 0916-1139 |